経営の「最前線」に立つ仕事─FAS・企業再生のプロとは？

主要財務・FASコンサルファーム一覧


  - BIG4のFAS部門（デロイト・PwC・KPMG・EY）は、M&A・財務DD・企業再生案件を幅広くカバー

  - GCA（Houlihan Lokey）やフロンティア・マネジメントは、M&Aアドバイザリーに特化した独立系ファーム

  - 日系のFASファーム（NRI）は、日本企業のM&A支援・経営コンサルティングを提供

  - 採用人数はBIG4が最多（100～300人規模）、独立系・日系ファームは少なめ（20～100人程度）

各財務・FASコンサルの特徴

1. デロイト・ファイナンシャルアドバイザリー（Deloitte FAS）

  - 特徴： BIG4のFAS部門の中で最大規模。M&A・企業再生・リスク管理まで広範なサービスを提供

  - 強み： 財務DD・企業価値評価・経営再生・リスクマネジメント

  - 日本オフィス所在地： 東京・大阪・名古屋・福岡

2. PwCアドバイザリー（PwC Advisory）

  - 特徴： M&A戦略・財務DD・PMI（M&A後の統合支援）に強み

  - 強み： 企業買収・売却・事業再編コンサルティング

  - 日本オフィス所在地： 東京・大阪・名古屋・福岡

3. GCA（Houlihan Lokey）

  - 特徴： 日本発のM&Aアドバイザリーファームで、2021年に米Houlihan Lokeyと統合

  - 強み： クロスボーダーM&A・MBO（マネジメントバイアウト）支援

  - 日本オフィス所在地： 東京・大阪

4. フロンティア・マネジメント（Frontier Management）

  - 特徴： 企業再生・M&Aアドバイザリー・経営支援の独立系FASファーム

  - 強み： 経営改善・ターンアラウンド（事業再生）・財務戦略コンサル

  - 日本オフィス所在地： 東京

主要企業再生コンサル一覧


  - BIG4（デロイト・PwC・KPMG・EY）は、M&A・財務再構築・企業再生を総合的にカバー

  - フロンティア・マネジメントは、独立系のターンアラウンド専門ファーム

  - 山田コンサルティングは、中堅企業向けの事業再生支援が中心

  - 日本政策投資銀行（DBJ）は、国が関与する企業再生支援を実施

  - 採用人数はBIG4が最多（年間100～200人規模）、独立系・日系ファームは少なめ（20～50人程度）

各企業再生コンサルの特徴

1. デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー（Deloitte FAS）

  - 特徴： BIG4の中でも、企業再生・M&A支援の案件数が最多

  - 強み： 事業再編・財務リストラクチャリング・経営改善。

  - 日本オフィス所在地： 東京・大阪・名古屋・福岡

2. PwCアドバイザリー（PwC Advisory）

  - 特徴： 財務戦略・M&A・企業再生支援に強み

  - 強み： 金融機関・投資ファンドとのネットワークが強く、企業の成長戦略をサポート

  - 日本オフィス所在地： 東京・大阪・名古屋・福岡

3. フロンティア・マネジメント（Frontier Management）

  - 特徴： 独立系の企業再生コンサル。経営改善に特化。

  - 強み： 財務戦略・M&Aアドバイザリー・事業再生プラン策定

  - 日本オフィス所在地： 東京

4. 山田コンサルティンググループ（Yamada Consulting）

  - 特徴： 中堅・中小企業向けの事業再生コンサルティング

  - 強み： 事業承継・債務整理・ターンアラウンド支援

  - 日本オフィス所在地： 東京・大阪・名古屋・福岡

結論

財務・FAS（Financial Advisory Services）コンサルティングは、M&Aや財務デューデリジェンス、企業価値評価、企業再生、リスク管理などを担う専門領域です。特にM&Aの増加やガバナンス強化の流れを受け、BIG4（デロイト、PwC、KPMG、EY）を中心に需要が拡大しています。GCA（Houlihan Lokey）やフロンティア・マネジメントのような独立系ファームも、特定領域に特化して存在感を示しています。

一方、企業再生コンサルティングは、経営難に陥った企業の再建を支援する領域で、財務改善や事業再編、債務整理などが主なテーマです。BIG4の他にも、フロンティア・マネジメントや山田コンサルティング、日本政策投資銀行（DBJ）などがそれぞれの立場から企業再生に取り組んでいます。

いずれも専門性が高く、経営の根幹に関わるやりがいのあるキャリアと言えるでしょう。