コンサルタントの転職ガイド!実際のキャリアパスと成功事例を紹介
Apr 19
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ザ・モデラズ
コンサルタントとしてキャリアを積んだ後、どのような道があるのでしょうか?
「コンサルは転職が良い」とよく言われますが、実際にどのような選択肢があるのか、具体的な成功事例を交えて解説します。
コンサルタントの転職先
コンサルタントの転職オプションは、大きく以下の5つに分類されます。
- PEファンド・投資銀行は、外資系戦略コンサルのExit先として最も多い
- 事業会社(特に経営企画)やスタートアップも人気
- 官公庁やシンクタンクに移るケースもあり、社会貢献度が高いキャリア
コンサルExitの成功事例
1. PEファンド・投資銀行への転職
- 戦略コンサル → PEファンド(Blackstone)
: 外資系戦略コンサル(MBB)での経験を活かし、企業買収や投資戦略を担当
: M&Aプロジェクトの経験があると、PEファンドへの転職がしやすい
- BIG4 FAS → 投資銀行(Goldman Sachs)
: BIG4の財務アドバイザリー部門(FAS)でM&Aアドバイザリー業務を経験後、投資銀行のM&A部門に転職
: 財務分析スキルが求められるため、公認会計士資格(CPA)が有利
2. 事業会社(CxO / 経営企画)
- 戦略コンサル → ソフトバンク経営企画
: デジタル領域のコンサルティング経験を活かし、ソフトバンクの新規事業開発チームへ
: 戦略立案や市場分析のスキルが活かせるポジション
- BIG4 → トヨタの経営戦略部門
: 総合コンサルでサプライチェーン改革プロジェクトを経験し、トヨタのグローバル戦略部門へ
: コンサルで培った問題解決能力を活かして、社内のオペレーション改革を推進
3. スタートアップ・起業
- 外資系戦略コンサル → スタートアップCEO(SmartHR)
: SmartHRの創業メンバーの1人は、戦略コンサル出身
: 市場調査・事業戦略立案のスキルが、起業に大いに役立つ
- 日系総合コンサル → IT系スタートアップCOO(freee)
: ITコンサルの経験を活かし、freeeのCOOに就任。
: プロジェクトマネジメント能力が、スタートアップの成長戦略に直結
4. 官公庁・政策シンクタンク
- 戦略コンサル → 経済産業省(政策アドバイザー)
: 日本の産業政策に関心を持ち、経済産業省の政策立案チームに転職
: コンサル経験が、データ分析や政策提言に活かされる
- 日系コンサル → 野村総研(シンクタンク研究員)
: 社会課題に関心があり、野村総研の研究部門へ
: 企業経営の視点を活かした分析レポートを作成
5. 社内コンサル・専門職
- 戦略コンサル → Googleのインハウスコンサル
: Googleの戦略部門に転職し、企業の成長戦略を担当。
: コンサル経験者が多く、社内でも実力主義の環境。
- BIG4 → Amazonのデータアナリスト
: データ分析スキルを活かし、Amazonのデータ戦略チームに転職。
: PythonやSQLのスキルが求められるため、転職前に習得すると有利。
転職を成功させるために必要なスキルとは

- 財務スキルはPEファンド・投資銀行向け
- スタートアップはビジネスモデル構築力が必要
- 官公庁はデータ分析や政策提言のスキルが重要
転職の準備はいつから始めるべきなのか
転職を考えるタイミングは「3~5年目」が一般的です。
しかし、どの転職先を選ぶかによって準備するべきスキルが異なります。
- PEファンド・投資銀行を目指すなら、1~2年目から財務スキルを磨きましょう。(公認会計士・CFA資格も有利)
- 事業会社のCxO・経営企画を目指すなら、3年目以降に経営視点を持つプロジェクトに関わりましょう。
- スタートアップ・起業を目指すなら、新規事業に関わる経験を積みながら、事業アイデアを磨きましょう。